"She's cunning." と "She's cheating."
- David Thayne
- 1 日前
- 読了時間: 2分
今日もネイティブ目線で、微妙な英語表現の違いを紹介します。
今回は、"cunning"と"cheating"の違いを見ていきましょう。
"cunning" は、日本語の「カンニング」のイメージにひっぱられていませんか?!
1. "She's cunning."
この文の「cunning」は形容詞で、「ずる賢い」「狡猾(こうかつ)な」という意味です。頭の良さを使って、自分に有利になるように計算高く立ち回る人を指します。必ずしも悪い意味ばかりではなく、場合によっては「頭の回転が速い」「機転が利く」という肯定的なニュアンスで使われることもあります。
例文:
She's cunning enough to solve problems creatively.
(彼女は創造的に問題を解決するほど賢い。)
"否定的な例":
She's cunning and always finds ways to manipulate others.
(彼女は狡猾で、いつも他人を操る方法を見つける。)
👉「cunning」は、行動そのものよりも「その人の性格や特徴」に焦点を当てた表現です。
2. "She's cheating."
この文の「cheating」は動詞「cheat」の現在進行形で、「不正をしている」「だましている」という意味です。この場合、特定の行動(試験でカンニングをする、スポーツで不正をする、恋愛で浮気をするなど)をしている最中であることを表します。
例文:
She's cheating on the test by looking at someone else's paper.
(彼女は試験で他の人の答案を見てカンニングをしている。)
別の例:
She's cheating on her partner.
(彼女は恋人を裏切って浮気している。)
👉「cheating」は、その人が具体的な「不正行為」をしていることを示す表現です。
違いを簡単にまとめると:
"She's cunning."
「彼女は狡猾だ」「頭を使ってずる賢い」という性格や特徴の描写。行動そのものには直接触れていません。
良い意味でも悪い意味でも使われることがあります。
"She's cheating."
「彼女は不正行為をしている」という具体的な行動を表します。基本的には否定的なニュアンスです。
👉英語では、性格を表す言葉(cunning)と行動を表す言葉(cheating)の違いを理解することで、より正確に伝えられるようになります!

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